こちらでのブログ第1回目は、以前にもちがうブログでも書いた事なのですが。誰もが理解していそうでも、理解出来ていない意外な事。
日本で芸術的(本当の意味での)なものは無いに等しいですね。事実、アイルランドのアーティスト達とのプロジェクトを通して...彼らは伝統てきな音楽などをあれほどまでに伝統を壊さずに現代的に表現しているのだろうと興味を持つ事があります。
実際、アイルランドでは”伝統”には誇りはもちろん継承して行く意味や重要性を本当に大切にしています。
伝統を柱として現代的にかつ芸術としてショービジネスの世界に浸透させているのです。
世界的にはマイナーで継承が可能な世代も人材もすたれかけた頃に一部のアーティスト達はモダンながら伝統的なショーを
つくりあげ、若い世代に大きな影響を与えました。そこから多くのアーティストが誕生しクロスオーバーにも影響を与えましたご存知の通り”The last rose of summer”もその一つで有名なアイルランド民謡ですがアイランド以外の国のアーティストがアレンジして日本でもよく耳にするようになりましたね..日本でも学校の音楽の教科書にも載っているのにあまり知られていなかった事実もあるくらいです。
そう考えると、なぜ日本人はそれが出来ないのか?なのです...若い世代は”古くさい”、伝統芸能の世界の人達は”現代的なアレンジなど!!” とっこう来る..それでも頑張っている人達もいます落語を現代的にアレンジしたり..アイルランドの人達が自分たちの伝統的な言語を英語に直して紹介するのと同じように落語を外国人にも解りやすくするために英語に直して、ある程度のアレンジを加えて。
そのような方たちに会う事がありますが、基本的にまだローカルで本格的には活動していないんです。
邦楽、いわゆる真の日本の音楽、本当に伝統を柱に現代的な音楽として世界に発信できるアーティストはマイノリティーな状態、”日本は伝統を大切にする国” せっかくそう評価されているのだからJ-POPだけではなく伝統的なものも日本の音楽シーンに日本の音楽として定着してほしいですね..せっかく、他の国々にはない独特のサウンドがあるんだから...
後の世代のアーティストや後の世代が”日本の音楽!!”といって胸を張れる時代を残したいですね。